双極性の波にのまれて

死の淵から救われて でも生き辛さを感じて

A型事業所の実態。(就労継続支援A型)

 

 

仕事は、食品の販売。

巡回販売(ルート販売)やイベントでの出店販売がほとんど。

 

一日4時間勤務で週5日の契約。

通勤には約30分かかる。

 

今日で入社5日目でした。

昨日までは、巡回販売(ルート販売)で、

今日はイベントでの出店販売でした。

 

 

06:30 自宅発。

07:00 関連事業所に到着し、車の準備

(配送車が関連事業所に置いてあるため。)

07:30 出発~移動

08:00 A型事業所に到着し、商品の積み込み等

09:00 朝礼~出発

09:30 販売場所に到着し、販売準備

10:00 販売開始

(12:00~12:20 昼食)

14:30 販売終了~撤収

14:45~15:10 A型に移動

15:30 商品等を下ろして売り上げと売れ残り数の報告

      後片付け

15:40 A型~関連事業所に移動。

16:00 関連事業所に車を戻して記録。仕事終了~帰宅

16:30 自宅に到着

 

 

もう、へとへとでした。

1年前に特別支援学校卒業して入社した19歳の女の子と一緒の仕事でした。

その子は真面目なのだけれど、こだわりが強いところがあって、僕がトイレから戻る途中で他のテナントが何という事業所かとその名前を見ただけなのに、

事業所に戻った後で理事長に『トイレからすぐに戻らないでうろうろしていて、戻るまでにだいぶ時間が掛かってました。』なんて報告したものだから、私がまるでサボっているようなことにされてしまいました。

 

実際は、立ち止まってチラッと4~5秒だけ看板の名前を読んだだけだったので、さぼったというほどでもないのに。なんてこたい。

なので、この子はそういう性分があると判ったので、今後は「取扱い注意の子」として、距離を取ろうと思いました。

 

仕事では、販売の時間は4時間半程度ですが、その準備や後片付けや車の移動などで5時間くらい多く働いているのに「たった4時間だけの給与」しか頂けないのがブラックなのです。

 

さらに、「仕事中は座ってはいけない」という規則とのことで、ほとんど休憩なし。トイレに座っている2~3分だけがホッとできる時間という辛さ。

ほとんど立ちっぱなしで腰も足も疲れてしまいました。

 

 

障害者施設なのだから、「体調に応じて」という事は必要だと思うのだが、ここではそれは「甘え」という解釈でしかなく、それは認められないとのこと。

つまり、素直で長時間労働でも黙々と文句も言わないで頑張れる「知的障碍者」のための施設だと思い知らされたのです。

 

 

ちなみに、商品は50種類以上で、値段もまちまち。

仕事のやり方は、基本的には手本を見せないで、「まず、やれ」で、

失敗すると、「それじゃダメだ」とダメ出しばかり。(ならば、最初から教えろよと、心の声が出そうでした。)

 

入社して1週間なのに、「来週からすべての仕事を一人でやって貰うからね」だって。つまり、自分で準備して一人で移動して開店し、販売して、戻って売り上げ報告も。

そして、「売り上げのお金が合わなかったら、利用者の責任払いになるからね」だってさ。

まだ、商品名も値段も覚えきれていないのに、大丈夫だろうかと心配でいっぱいです。

 

そういえば、昨日、僕が付いて行動した先輩(左足首に障害のある方で、普通に歩けるが重い荷物を持てない人。)も『僕も1週間で、一人でやらされたよ。』と言っていたっけ。

だけど、その先輩は身体障碍者で、記憶力も精神力も健常者並みなのだから、記憶障害のある私ら精神障害者とは違うのですけど~。まったく!

 

 

体調に波があって頑張れない「精神障害者」にとっては、苦行でしかないのです。

前の事業所の良さが身に沁みました。

 

入ったばかりだから、もう少し我慢するしかないのかと思うが、

さて、いつ辞めようかと思案中。

(良い所に見えたけど、事業所の中に入ってみないと実態は判らないものですね。)